2014年12月25日

子どもの村東北 開村式 報告

2014年12月19日(金)快晴。遂にこの日がやってきました。2012年6月にNPO法人として産声をあげた当法人は、SOS子どもの村をこの東北の地に設立するため、多くの方のご協力を賜りながら歩みを進めて参りました。そして開村式を挙行するに至りました。

会場となった仙台市茂庭台市民センターには、国の内外から約150名のみなさまにご列席賜りました。はじめに、飯沼理事長から開村にあたり皆様への感謝のことばと、子どもの村の意義そして今後の抱負をお伝えしました。その後に、オーストリアからお越し頂いたSOS子どもの村国際本部のクリスチャン・ポッシュ博士、厚生労働省の鈴木里香児童福祉専門官、宮城県知事代理としての伊東昭代保健福祉部部長、仙台市長代理としての板橋秀樹子供未来局局長、SOS子どもの村JAPAN保科清理事長よりご祝辞を頂きました。

会場を子どもの村へ移し行われた除幕式では、ベルンハルド・ ツィムブルグ在日オーストリア特命全権大使にも加わっていただき、完成したばかりの子どもの村東北のサインボードの除幕を行いました。前々日から降り積もった雪のため、足元が悪かったのがとても残念ですが、春には緑色の芝生に囲まれた美しい姿を見せてくれると期待しています。

パーティーは、杜のホール(多目的ホール)とカスケード(センターハウス中央部の廊下)、ミーティングルーム(2部屋)も会場として行われました。支援者でもありチャリティコンサートを開催して下さっている原田治子様に、太田博雄さまから寄贈されたピアノ シュベスターを使い、リストの愛の夢を披露していただき、杜のホールに美しい音色が広がりました。その後には、奈良美智さまから寄託して頂いたサーフィンドッグをみなさまにご紹介させて頂きました。

歓談の中では、東京大学大学院のロバート・キャンベル教授とイケア・ジャパン株式会社ミリア・ヴィアネン副社長からお祝いのスピーチも頂きました。

パーティーの締めくくりとして、子どもの村のスタッフ紹介の後、今野村長が皆様へのお礼と今後の子どもの養育に最大限努力していくとの決意を述べました。

尚、これまでにご支援して頂いた支援者・支援企業団体のみなさまのお名前は、杜のホールに掲示された支援者銘板に刻まれております。そのみなさまの想いと多忙な中足を運んで頂いたみなさの期待を心に、これから永い“村づくり”の歴史を進めて行きます。

皆様には重ね重ね御礼申し上げます。そして、これから始まる子どもの村東北の歩みに寄り添って頂きますよう心よりお願い申し上げます。


式典会場入口

理事長挨拶

 


式典会場の様子

ポッシュ博士の祝辞

式典会場の様子

除幕式

パーティーの様子

原田治子様の演奏

オーストリア大使のスピーチ

ロバートキャンベル様のスピーチ

今野村長挨拶

家族の家視察