2011年3月11日、東日本に起きた未曾有の大震災で、多くの子どもたちが両親、あるいは一方の親を失いました。今後、子どもたちが深く傷ついたこころを癒し、さまざまな困難を乗り越えて成長していくためには、多くの支えが必要とされています。

「子どもの村」は、大震災で親を失った子どもたちはもとより、親の病気や経済的理由など、さまざまな事情で家族と暮らせない子どもたちに、「愛され、守られている」と感じることのできる家庭環境を保障し、地域のなかで豊かな子ども時代を送ることができるよう、永続的な支援を行っていきます。

「子どもの村」は、施設養育(*)が中心の日本において、家庭養育と専門的な支援、そして市民・企業・地域の支えを特徴とする、里親制度を活用した新しいしくみです。

*現在、家族と暮らせない子どもたちの約9割が児童養護施設などで養育されています。



▲ 子どもの村東北の支援体系図