2024年10月19日

 

「マリーゴールド ・・・」

 今春、子どもが学校からマリーゴールドの種をもらってきました。さっそく家の近くに小さな花壇を耕し数十個の種をまきました。

 しかし、今年の猛暑と虫や雑草の影響か、子どもが毎日水やりを続けていたものの、ほとんど発芽しない状況。その後夏場に数本芽が出ても、すぐに葉っぱが虫に食べられていたのです。

 時は過ぎ10月19日の朝、何気なく花壇に目をやると、赤とオレンジ色が混ざり合った美しい花びらが秋空に向かって、ぐんと背伸びしているではありませんか。

「え!本当に?いつの間に!マリーゴールド!きれい!!」

と子どもが叫びました。

 ちょうど前の日の夜、子どもが大切に育てていたメダカ一匹が天国に行きました。

子どもは、

「お父さん、お墓を作ろう。マリーゴールドの下に埋めてあげれば、土に返ってずっと生きられるよ。」

と・・・。

 育母は、

「天国で食べ物に困らないように、毎日あげていたメダカの餌も一緒に入れてあげようね。」

と・・・。

 マリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」「勇敢」。これまで子どもの村東北に来た子どもたちは120人を超えます。

 環境に負けず力強く咲くマリーゴールドを家族みんなでじっと見つめました。これまで関わったすべての子どもたちへの「変わらぬ愛」と、それぞれの人生を「勇敢」に立ち向かって行けることを祈りながら・・・。




2024年10月13日

 

「クローバーカフェ・プレーパーク開催!」

 10月13日(日)秋晴れの下、子どもの村東北において「クローバーカフェとプレーパーク」が開催されました。里親と子どもの村東北の活動啓蒙、子どもの居場所と地域の方々との出会いの場を作ることが目的でした。

 家族の家E棟では、里親や子どもの村東北の活動に興味がある方々が集い、優しい対話の時間が流れました。

「里親のことや子どもの村東北のことを初めて知ることができました。実際に里親をしている方々から直接話を伺い興味深かったです。」「子どもたちがプレーパークで遊ばせてもらい、夫婦でゆっくりクローバーカフェ・・・。こんな時間が欲しかったです。」などのコメントを頂きました。

 緑豊かな村庭ではプレーパークが開催され、「あそぼうパン・べっこう飴作り」「ベーゴマ回し」「砂場遊び」「自転車フレーム回し」「サッカー」などのコーナーが設けられ子どもたちの笑顔がはじけました。

「うわー!焼きたてのパンがおいしい!」

「店のよりもフワフワしている!」

「ベーゴマを初めてやったよ!仲間との戦いが面白い!!」

砂場でも子どもたちは遊びに夢中・・・。もちろん大人も・・・。

自転車フレーム回しやサッカーも大人気・・・。

・・・クローバーカフェとプレーパークが終わっても、たくさんの子どもたちが村庭に残って遊んでいました。ちょっと懐かしい光景・・・。

子どもたちはベーゴマを回しながら、

「ずっとこの時間が続けばいいのに・・・。」

と言っているようでした。

 

 最後になりますが、クローバーカフェとプレーパークのボランティアをして頂いた皆様に心より御礼申し上げます。




2024年10月05日

 

「小さな冒険!秋風サイクリング!」

子どもの村東北全体がキンモクセイの香りに包まれる秋。

とある週末、子どもが言いました。

「ねぇねぇ村長!モーニングしない?」

「え?」

「モーニングしない。」

「朝食?・・・もしかしてサイクリングのこと?」

「そうそう。」

と、子どもらしい言い間違いに温かな空気が流れました。

さっそく、村の入り口に咲いている彼岸花に見送られながら、サイクリングがスタート。

坂道でついていけない村長をしりめに、どんどんペダルを踏む子ども。

秋風を体いっぱいに受けながら、

「やっぱり気持ちいい!自転車で小さな冒険だ!」

と笑顔がはじけます。

最後には、地域の公園にあるキンモクセイのトンネルを通り抜け村に帰ってきました。

約1時間半かけて地域を一回り・・・。
ひと汗かいた子どもに、太白山が優しく「お帰りなさい。」と言ってくれているようでした。




2024年09月18日

 

「月を見上げて・・・全ての子どもたちの幸せを願う」

「今夜、満月が見えるかなぁ?」

 子どもの村の子どもたちがつぶやきました。

 9月17日は中秋の名月。

 

子どもと一緒に、村庭に咲く萩の花を摘み、地域に足を運びススキを集めました。

もちろんお団子も・・・。

 

あいにく雲が多く、月が出るタイミングが難しい夜。里父が何度も外に出て月をチェックしました。

そして、いよいよその時が・・・。

「みんな月が出たよー。」

と里父。

 

里母と子どもたちが肩を寄せて月を見上げました。

「全ての子どもたちが幸せでありますように」と願いながら・・・。




2024年09月11日

 

「海苔漁師 MINORI代表 小池勇輝 様より 海苔を寄贈していただきました!」

 海苔漁師 MINORI代表 小池勇輝様が子どもの村東北を訪問され、海苔を寄贈してくださいました。

 小池様は村長が七ヶ浜に住んでいた時のご友人で、「何か子どもたちのために力になりたい。」と

貴重な海苔を届けてくださいました。

 七ヶ浜の海苔は「皇室献上海苔」にも選ばれるほどで、海を感じる深い色合いと香りが有名です。

現在、来年の海苔の準備として、気温が安定する夜間に「種付け作業」をしているとのこと。

この期間は「光と水温管理」が最重要課題で「種付けの状態をよく見る(観察する)。」ことがポイ

ントだそうです。

小池様からのお話には、子育てに通じる哲学があると感じました。何よりも、小池様の「子どもたちのためになりたい。」というお気持ちに感謝の思いで一杯です。頂いた海苔は、村の子どもや地域の子どもたちのために使わせていただきます。ありがとうございました。




2024年08月23日

 

「本物の竹で流しそうめん」

村の子どものために夏休みの思い出企画として、スタッフが流しそうめんを企画してくれました。

せっかくなので、本物の竹を取ってきて、村長と子どもと一緒に「流し竹」を作ることにしました。

いつもお世話になっている茂庭台地区の方の竹林に分け入り、流し竹を探す作業はちょっとした冒険気分でした。

切り出した竹を肩に背負い、運ぶ・割る・削る・磨くなど、この夏は汗が滝のように流れます。

そして当日、流し竹を流れてくるそうめんを上手にキャッチ!

汗と疲れは吹き飛びました。

「おいしい!おいしい!」と子どもには笑顔がはじけます。 子どもが喜ぶ笑顔が私達の何よりものご馳走です。




2024年08月09日

 

「ユリの花と純粋な感性」

夏休み中は毎朝、村の子どもと花への水やりと散歩しながらのゴミ拾いが日課でした。

ある日村庭を散歩していると、子どもが「村長!白い花が咲いているよ!ユリの花だ!キレイ!」と叫びました。

あらためて見渡すと、村庭のいたるところに純白な花が揺れています。また、意識してみると、ここ茂庭台地区の道路際にも、たくさんのユリの花が咲いていることに気付かされました。

大人になると日常の中で、当たり前のようになって気付かないことがたくさんありますね。

美しいものを美しいと感じる純粋な心を持ち続けたいものです。そう子どもに教わったようでした。




2024年07月17日

 

一期一会の出会いにも、すべての子どもに愛ある家庭を

子どもの村東北では一時的にお子さんをお預かりすることもあります。

それはまさに「一期一会」の出会いです。

どんなに短い間でも、大切にされている実感が溜まるように、

村のスタッフみんなでこの出会いを大切にします。

一緒にスケートボードで遊んだり、、、

ミニトマトを収穫したり、、、

ミニトマトで指人形を作ったり、、、

村のスタッフから村のドリームフィールドで取れた野菜を使ったお味噌汁が届いたり、、、。

やはり「すべての子どもに愛ある家庭を」です。




2024年07月10日

 

地域に感謝し、子どもを育む

6月下旬、村の子どもと地域総合防災訓練に参加してきました。

避難会場となったのは茂庭台中学校。各地区に分かれ中学生がリーダーとなり、

煙中体験や消火器体験など、楽しみながら防災意識を高めていく取組がなされていました。

訓練の最後には、地区ごとに振り返りの時間が設けられ、顔を合わせながら感想を共有し合っていました。

何人もの地域の方々や学校の先生方から「あ、子どもの村の〇〇君だね。」と、温かく声を掛けて頂きました。

また、7月の初旬には地域の一斉清掃に参加。ここでも「〇〇君だね。今度の夏祭り行くよ。また会おうね。」と励まされました。

地域の方々に見守られていることに感謝しながら、これからも地域と共に子どもを育んでいきたいと思いま した。




2024年06月19日

 

「夏空に向かって! ドリームフィールドの野菜たち!」

子どもの村東北のドリームフィールドにも、夏野菜の収穫の時期が到来しました!
玉ねぎの次は、インゲン豆、ナス、ズッキーニ・・・。
毎日おもしろいように生長する野菜の数々。

     

               

                         

野菜を育てるコツは、「毎日野菜をよく見ること。すると野菜が何をしてほしいか分かる。」と、
農家の方に教わったことがあります。これもなんだか子育てに似ています。

今日もドリームフィールドの野菜たちは、夏空に向かって生長しています。