2014年09月25日

 
 

育親(いくおや)第3期募集中です

東日本大震災では、多くの子どもたちが親をなくしたほか、被災し、たいへんな状況におかれている子どもたちもたくさんいます。また、親の病気、貧困、虐待など様々な事情で家族と一緒に暮らせない子どもたちの育ちを社会がどのように保障していくかという社会的養護は、現代社会の課題になっています。
子どもの村東北では、このような子どもたちに実の家族に代わる家庭での生活を保障し、養育するための「子どもの村」の開村に向けて準備をしております。
子どもの村東北は、「すべての子どもに愛ある家庭を」をスローガンに、世界に広がる国際NGO「SOS子どもの村」の理念を基本として運営されます。
子どもの村で子どもを養育する方を育親(いわゆる里親のこと)と言いますが、育親は専門家の支援を受けながら子どもたちを育てていきます。

【育親の条件】
①国際NGO「SOS子どもの村」の養育理念に理解のある方
②ご夫婦か単身女性で、児童福祉法による養育里親に登録できる方(登録者も含む)

【育親になるまで】
①仙台市が開催する里親事前研修を受講し、仙台市による養育里親登録をする必要があります。
②子どもの村東北が行う研修を受け、「SOS子どもの村」の基本を理解していただきます。
③書類審査及び面接による第1次選考があります。
④子どもの村福岡での実習等による第2次選考があります。

【育親になると】
①子どもの村東北と確認書を交わします。
②子どもの村東北から、家が無償貸与され、児童相談所から委託された子どもを、その家で育てていきます。
③子どもの養育に必要な生活費と里親手当(市、県から措置費として)の他に、子どもの村東北から、育親に対して生活支援費が支給されます(生活支援費は、子どもの村東北の規定によります)
④村長や育親アシスタントが、日々の生活をサポートします。
⑤必要に応じて、医師や臨床心理士などの専門家のサポートを受けられます。

【応募方法】
事務局へメールまたは電話で連絡の上、履歴書、応募動機(A4 1200 字程度)をご提出ください。
*選考後、履歴書、応募動機書類はお返ししませんので、ご了承ください。
【第3期募集期間】2014年 9月 22日から2014年 10月 20日〆切
第3期募集の選考は2014年11月上旬に実施する予定です。

【事 務 局】
〒980-0021 仙台市青葉区中央2-7-30 角川ビル 402号
TEL: 022-748-6936  FAX: 022-748-6931
E-mail: tohoku@soscvj.org 

【担当理事:卜蔵 事務局:菅原】

 

※SOS子どもの村については、以下の発行物をご参照ください。
(クリックすると外部サイトに遷移します。そちらからダウンロードすることができます。)

WHO WE ARE ~私たちについて SOS子どもの村とは~

日本SOS子どもの村の2012‐2013年度事業報告書






2014年09月16日

 
 

「子どもの村東北」建設工事進む

3月に始まった「子どもの村東北」の建設工事は順調に進み、1期工事の全容が見えてきました。センターハウスと家族の家A棟(平屋)・B棟(2階建て)は外壁工事も始まり、その外観がはっきり分かるようになりました。特にセンターハウスの緩やかにカーブした屋根は、周囲の豊かな自然環境に調和するようなデザインが特徴的。家族の家E棟(平屋)も上棟したため、さらに村らしい雰囲気がうかがえます。各建物は9月末から順次竣工して行く予定です。

 しかしながら、建設資金はまだ約2,500万円不足。また、運営資金も重要課題であり、総力をあげて資金づくりに取り組んでいます。震災孤児をはじめ社会的養護が必要な子どもたちを長期的に家庭的な環境で養育し、併せてセンターハウス事業として、地域における様々な子育て支援を行う「子どもの村東北」への理解をさらに訴えてまいります。どうか皆様方からの尚一層のご支援をよろしくお願いいたします。






2014年09月16日

 
 

村長決定!育親アシスタントも採用!

  9月1日、「子どもの村東北」の村長が決定しました。4月9日から5月15日に至る村長公募期間を経て、今野和則氏(現職:子どもの村東北理事)が理事会における全会一致で、「子どもの村東北」初代村長に決定しました。今野氏は、小学校や特別支援学校の教員としての経験が豊富で、宮城県立石巻支援学校では校長も務めるなど、特に特別支援教育の分野で多大な功績を残しております。危機管理能力や児童相談所・自治体などの関係機関との調整力に優れるだけではなく、村長にふさわしい人柄が魅力的な人材です。

  また、育親アシスタント2名も正式採用され、「子どもの村東北」の建設工事が済むまでの間、事務局で事務局業務と開村準備にあたることになりました。今後は、残る育親・育親アシスタントを11月に迎え、開村に向けての体制づくりを進めていきます。






2014年09月02日

 
 

温かな想いを届けていただきました。

岸野さま

【レポート】宮城県石巻市から岸野さまが事務局にお越しになりました。岸野さまは自家栽培のラベンダーと石巻市内の神社で祈祷して頂いた石巻産の粗塩が入っている素敵な香がする小袋を販売され、その収益金の一部を子どもの村東北に寄付してくださっています。岸野さまの善意とその思いに共感してくださった多くの方々の思いに感謝でいっぱいです。