2014年12月26日

 
 

「第6回 もうひとつの絆 フォーラム」開催のお知らせ

第6回フォーラム (2)2月14日()、「第6回もうひとつの絆フォーラム」を仙台市シルバーセンターで開催します。宮城県中央児童相談所より「里親さんを待っている子どもたち」と題した報告と、日本女子大学の林浩康教授による特別講演「ともに育てる里親養育」が行われます。その後には恒例のトークセッションも予定されています。13時開会、16時30分終了。参加無料、託児あり。みなさまのご参加お待ちしております。

   お申込みは、添付のPDFをダウンロードし印刷の上、必要事項を記入しFAX(FAX:022-748-6931)で申し込んでください。または、必要事項(氏名・住所・電話番号・託児の有無・所属)をメール(tohoku@soscvj.org)でフォーラム申込みと題してお送り頂くことも可能です。

お申込み込は、このPDFを印刷してご使用ください

 

 

 






2014年12月25日

 
 

子どもの村東北 開村式 報告

2014年12月19日(金)快晴。遂にこの日がやってきました。2012年6月にNPO法人として産声をあげた当法人は、SOS子どもの村をこの東北の地に設立するため、多くの方のご協力を賜りながら歩みを進めて参りました。そして開村式を挙行するに至りました。

会場となった仙台市茂庭台市民センターには、国の内外から約150名のみなさまにご列席賜りました。はじめに、飯沼理事長から開村にあたり皆様への感謝のことばと、子どもの村の意義そして今後の抱負をお伝えしました。その後に、オーストリアからお越し頂いたSOS子どもの村国際本部のクリスチャン・ポッシュ博士、厚生労働省の鈴木里香児童福祉専門官、宮城県知事代理としての伊東昭代保健福祉部部長、仙台市長代理としての板橋秀樹子供未来局局長、SOS子どもの村JAPAN保科清理事長よりご祝辞を頂きました。

会場を子どもの村へ移し行われた除幕式では、ベルンハルド・ ツィムブルグ在日オーストリア特命全権大使にも加わっていただき、完成したばかりの子どもの村東北のサインボードの除幕を行いました。前々日から降り積もった雪のため、足元が悪かったのがとても残念ですが、春には緑色の芝生に囲まれた美しい姿を見せてくれると期待しています。

パーティーは、杜のホール(多目的ホール)とカスケード(センターハウス中央部の廊下)、ミーティングルーム(2部屋)も会場として行われました。支援者でもありチャリティコンサートを開催して下さっている原田治子様に、太田博雄さまから寄贈されたピアノ シュベスターを使い、リストの愛の夢を披露していただき、杜のホールに美しい音色が広がりました。その後には、奈良美智さまから寄託して頂いたサーフィンドッグをみなさまにご紹介させて頂きました。

歓談の中では、東京大学大学院のロバート・キャンベル教授とイケア・ジャパン株式会社ミリア・ヴィアネン副社長からお祝いのスピーチも頂きました。

パーティーの締めくくりとして、子どもの村のスタッフ紹介の後、今野村長が皆様へのお礼と今後の子どもの養育に最大限努力していくとの決意を述べました。

尚、これまでにご支援して頂いた支援者・支援企業団体のみなさまのお名前は、杜のホールに掲示された支援者銘板に刻まれております。そのみなさまの想いと多忙な中足を運んで頂いたみなさの期待を心に、これから永い“村づくり”の歴史を進めて行きます。

皆様には重ね重ね御礼申し上げます。そして、これから始まる子どもの村東北の歩みに寄り添って頂きますよう心よりお願い申し上げます。


式典会場入口

理事長挨拶

 


式典会場の様子

ポッシュ博士の祝辞

式典会場の様子

除幕式

パーティーの様子

原田治子様の演奏

オーストリア大使のスピーチ

ロバートキャンベル様のスピーチ

今野村長挨拶

家族の家視察






2014年12月19日

 
 

本日、開村式が行われました

本日、12月19日快晴にも恵まれ無事に開村式を開催することができました。これまでたくさんの皆様のご支援を受けて開村の準備を進めて参りましたが、ようやくこの日を迎えられました。心より御礼申し上げます。多くの来賓の方々にご列席頂き、全国各地からたくさんの祝電も頂戴しました。重ね重ね御礼申し上げます。これからが本当のスタートです。今後とも末永いご支援を宜しくお願いいたします。この開村式につきましては改めて詳しくご報告させていただきます。






2014年12月02日

 
 

~開村の日が待ち遠しい~

キャンベルさん写真.robcam(添付用) (2)   開村を前にロバート キャンベルさまからメッセージをいただきました

 いろいろな事情で家族と暮らせなくなった子どもたちのために、仙台市には「子どもの村東北」という新しいコミュニティが出来るという。聞いて最初に思い描いたのは、今後5年や10年の間、震災で一番大切なものを失った子どもたちが家庭的で小規模で、安心できる文字通り温かいホームで育ち、社会へと羽ばたいて行く姿であった。家族の家が数軒あれば、直ぐ隣にその家族を支え、地域との橋渡しにもなるスタッフのセンターハウスが控えている。

 建てること以上に、ずっと維持していくためにどれだけの苦労があるだろうか、も想像する。少しずつ苦労を手分けして、たくさんの人々で村を盛り上げる。それがきっと村の外にいる我々の役目だと思う。子どもに思いを寄せると同時に、我々全員が生きているこの社会の未来のかたちを考えていこうという、熱い気持ちがこみ上がってくる。開村の日が待ち遠しい。

                                                                                                                                                                                                         東京大学教授 ロバート キャンベル